みんなと楽しく仕事したいタコ

タコがどうしたら楽しく仕事できるか考えます。

【タコ流】おじさんが職場で不機嫌な理由

こんにちは。
3メートルのタコと申します。🐙

突然ですが、あなたは職場で一生懸命仕事しているのに、仕事のやりとりをしているおじさん(このブログにおける“上司”の意)が何故かどんどん不機嫌になっていって、最終的にどかーん!

…なんてこと、ありませんでしたか。
今日は、タコが考えるおじさんが不機嫌な理由についてお話ししたいと思います。

その前にちょっと、最近タコの周りであった嬉しい出来事を聞いてもらえますか。
タコの職場にも、おじさんや新人など、たくさんの年齢層の社員がいます。
そして、どこでも同じだと思うんですが、やはりおじさんと若者の間では認識のギャップが生じていて、悲しい思いをしているおじさん、若者がたくさんいます。
タコが最近知り合った若者もそのうちの1人で、職場であまり本来の能力が発揮できておらず、その結果おじさんとの関係も上手くいっていない様子でした。
タコは、全ての職場でみんなが仲良く仕事できたらいいなと思っていますので、その若者にも、このブログで書いているような内容(挨拶の効果等)をときどき伝えたりしていました。

そしたらある日の夕方、タコのいるセクションに来て
「明日お世話になります、よろしくお願いします。」
と、はきはきと礼儀正しく、みんなに挨拶してくれたんです!
(翌日タコのセクションと若者は、一緒に仕事する予定がありました。)
タコはそのとき…
すっごく嬉しかったです!
タコだけでなく、セクションのみんなに向けて、適度な大きさではっきりと、恥ずかしがったりおどおどすることなく、それでいてガチガチに緊張していない自然な声で、挨拶してくれたんです。
セクションのみんなも嬉しそうに、挨拶したり、冗談を言ったりして歓迎していました。
特に嬉しそうだったのはやはりおじさんで、そして次の日の仕事はおじさんがしっかりとフォローしてくれたこともあり、すごく上手くいきました。
タコは、その若者、本当にすごいなあと感じたんです。
というのも、タコとしては、若者に色々お話はしていましたが、それがわかってもらえるのは1年か2年たってからなんだろうなあ、と思っていて、こんなにすぐに挨拶という形で実践してくれるとは思ってもいなかったんです。
そのとき、この若者はもちろんそうですが、どんな人でも、何をすればいいのか、なぜそうした方がよいのか分かっていれば、期待以上の活躍ができるんだなあと改めて実感したんです。

そして、こうも思いました。
だからこそ、何かをやれと言われて、その理由がよくわからないとき、優秀な人ほど混乱するだろうなと。

あなたが新人で右も左もわからないとき、おじさんにいきなり無茶なことを言われたことがありませんか。
「今からお客さんの前に出てみろ」
「取引先に○○と言え」
そうすると、優秀な人ほど、たくさん疑問が湧くと思います。
(え、そのあとどうすればいいか教えてもらってないけどどうすればいいんだろう…)
(○○って言ったら、きっと××って言われるよね…それにはなんて答えたらいいんだろう…)
(なにもわからない私がお客さんの相手をして、わからないことがあったら失礼じゃないかな…)
もっとたくさん色んな疑問が湧くと思います。
するとだんだん不安になりますよね。
おじさんに、指示通りやって大丈夫か、そのあとどうしたらいいか、確認しておきたくなりますよね。

実はこれが、おじさんをだんだんと不機嫌にしている原因だとタコは思っています。
おじさんは、若者がそこまで優秀だとは知りませんし、思ってもいません。
そして実は、優秀であって欲しいとは思っていないんです。
これは、嫉妬や妬みからということではなく、もっとちゃんとした?理由があるんです。
つまり、おじさんは、あなたがまだ新人で、なんでもかんでも知っているわけではないことは当然わかっています。
そして、あなたが分からないなりにやった仕事で、失敗したり上手く行かないことも折り込み済みで、その場合におじさんが出て行ってフォローしたり、どうしたらいいかを教えたり、そういう形で、実践を持ってあなたに勉強してもらおうと思っているんです。
(これは、まともな職場であることが前提です。一応。)
そこで、あなたが色々考えをめぐらせて、あれこれ質問したり確認したりしすぎると、おじさん、こんな風に考えます。
「オレがやれっていってるのに、うだうだ言ってやりたがらないなあ。」
「一応オレにもそれなりの経験があって、大丈夫だと思ってまかせてるのに、そんなにオレのこと信用できないのかなあ。」
そして、おじさんは不機嫌になります。
おじさんって、仕事は一生懸命やってるし、あなたより長い間仕事してるわけで、その経験ってなんだかんだで偉大です。
そんな仕事に(自分の経験に)おじさんは誇りを持っています。
それが認められなかった、傷つけられたと感じるんですね。
やっぱり人間って、自分が一生懸命やったことが認められないと感じた時、悲しくなります。
その悲しみの表現方法のひとつが、不機嫌になると言うことだと思います。

ですので、おじさんの無理難題に
「はい!」
と、元気よく返事をしてみてはいかがでしょうか。
どうしても聞かなくてはいけないことは、「やる」と返事をした後に聞きましょう。
これだけでだいぶ印象は違うと思います。
ただ、これは、あなたの頭の回転が速いほど、難しいことだとは思います。
次から次から疑問が湧いて、それが不安に成るわけですから、それを全部無視して
「やります!」
というのは、精神的に相当に、ものすごくハードルが高いことです。
もしくは、できると思ってもいないことを“やる“と言ってしまうのは、無責任だと感じる方もいるかもしれません。
責任感の強い方からは、そういう考え方も生まれると思います。
ですが、“やれ“と言っているのはおじさんなので、責任の所在はおじさんです。
失敗してもあなたが負い目を感じることはありません。
むしろおじさんとしては、そういうとここそ任せて欲しい、頼って欲しいと思っているんではないでしょうか。腕の見せどころなんです。

それはわかっているけど、どうしても不安が勝つ、なかなか「はい」と言えない。
それ、当たり前です。
なかなかみんな出来なくて、苦労しているところです。
なので、明日すぐに、来週すぐに、出来る様になる必要はないんじゃないでしょうか。
ただ、そういう気持ちのいい返事ができるまでの時間を少しずつ短くしていくように頑張ってみてはいかがでしょうか。
その際にタコがおすすめすることは、あなたの頭を“頭回転モード”にずっと入れるのではなく、“脊髄反射「はい!」モード”に切り替えるイメージを持ってみることです。

つまり
「あ、これできるか不安だな」
と思ったときは(ときこそ)、“脊髄反射「はい!」モード”に切り替えて、気持ちいい返事をしてしまうんです。
そのあと“頭回転モード“に戻して、やるためにはどうすればいいか、何を知らないといけないか、考えましょう。
この2つを上手に使い分けてる人は、おじさんと仲良しで仕事をしていると思います。
ちなみに、この2つのモードが自然と身に付いているお得な人種が存在します。
それが“体育会系”です。
先輩の言うことは絶対!
理不尽と思われるルールの中に、社会で役に立つ知恵が隠されているんですね。

というか、「はい!」と先に返事をしてしまったほうが、お得だと思いませんか。
だって、おじさんが“やれ“って言ってる無茶な仕事、どれだけ悩んでもあなたがするしかないと思うんです。
それなら、先に気持ちのいい返事をして、おじさんにも喜んでもらってから細かい相談をした方が、先に色々確認したりしておじさんを不機嫌にさせて、最終的に返事をするより絶対いい結果に繋がると思います。
どちらもやることには変わりがないのに、なぜか後者はおじさんがイライラしてるんです。
損ですよね。

なのでタコは
脊髄反射「はい!」モード“
推奨します。

ではまた!